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ネイムとスピーカーの話の続編です。
先日オーディオ専門誌「オーディオベーシック」の取材をパシフィックオーディオで実施頂きました。その前夜からの様子をご報告します。
同誌はエントリーからミドルクラスのオーディオやアクセサリーの紹介を得意としていて、記事の執筆者も豊富、CDの付録も付いたりして、とても楽しい雑誌です。敷居の高くないオーディオ、とか、選択肢を広げて行くという私の考えにも近いのでとても親近感が沸きます。オーディオ評論家の細谷信二先生との再会もとても楽しみでした。

前夜ばたばたと会議室を片付け、試聴スペースを確保。ついでにASW GENIUS300とATC SCM11、HARBETH MONITOR20とNAIT5i、CD5iの組み合わせで試聴してみました。ラックは直置きにしました。

  

比較試聴は写真のASWの場所にそれぞれ移動しながら試聴しました。この部屋は余計な反射が多いのでリスニングポイントは写真の通り前方にすることで回避しました。この3機種で比較する限りでは、ATCのユニット口径の大きさから一番豊かな音色を聴かせてくれました。通常パワーを送り込まないとなかなか鳴ってくれませんが、NAIT5iの駆動力なら難なく鳴らせます。
HARBETHはどちらかと言うと小気味良く、抜群の定位感があります。音場は小さめです。ASWは相変わらずギターやピアノの高音域の響きが美しく、naimの影響で低域の力感が増しました。

さて、取材当日ですが細谷先生は挨拶もそこそこに、目はもう製品に行ってます。そう、部屋に入ってすぐ取材始めるんですよ。さすがプロ!

  

右の写真は細谷さんスタイルのセッティングです。スピーカーは私がセットした時よりやや広めです。聴き慣れているとのことでATCをセレクトされました。そして一瞬の間に空箱を駆使しルームチューニング。各楽器の音色が明瞭になり、すっきりと纏まりました。マイ・フェルトを持ち歩いていて適所に挟み込んでるのもすごい。この辺は百戦錬磨なのでしょう。恐れ入りました。

更に驚いたのは躊躇なく床に座り込んで試聴を始めるではないですか!耳の位置(高さ)を考えれば最もな事なのですが、専用ルームではないこの部屋で臨機応変に素早く基本動作を保つ、この姿勢は素晴らしいと思いました。耳の高さが合ってないと解かっていても私はパイプ椅子に座って試聴してました。当たり前のことを案外妥協していた自分に反省しています。

今回はプリメインからセパレート、パワーサプライとアップグレードによる音の違いを取材することになっていたのですが、勘違いにより非常に段取りが悪くなってしまいました。細谷さん、すみません!
普通ならブチ切れてもおかしくない状況の中、静かに機材交換を待って頂いた細谷さんに経験の深さを感じました。ボツにならなければ試聴結果は次号に掲載されると思います。

毎回取材に携わっている方達は限られた時間内に機材と格闘し緊張感たっぷりの中で結果を出しているんだろうなと思うと、今回の手際の悪さはズどーんと落ち込みました。

色々と勉強になった取材でした。
これに懲りずぜひまたぜひお願いします。
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